あたりまえの分解展「紙と印刷のDIY」
自身も参加するTEAM WAGIRIによる、日常を「輪切り」にして捉え直すプロジェクト。
日常に溢れる様々な印刷物の中でポストカードに焦点を当て、ポストカードがつくられるプロセスを紐解く展示とポストカードを
自らの手でつくる体験を通じて、新たな発見とつくることを日常に引き寄せるための展覧会の会場構成。
会場である鶴身印刷所という、元印刷工場を文化複合施設へとリノベーションした空間の特徴とプランを生かしながら、世の中の
印刷物からポストカードを企画デザイン、紙選びと印刷技術についての展示プランを立てた。
企画検討や過程における深い思考までを辿るコンテンツと石版印刷というアナログな印刷技術のワークショップを経て、つくり手の
手応えを経験として得られる会場構成を目指した。
※あたりまえの分解展
印刷物が出来るまでのプロセスを輪切りのようにカットすることで、各工程にスポットを当て、今まで見えていなかったプロセスを
顕在化し、日常に新たな視点を様々な角度で取り入れていくことにチャレンジする試み。
※TEAM WAGIRI
自身を含む、グラフィックデザイナー・ペーパーアドバイザー・印刷工からなる6人組。日常を「 輪切り 」にして捉え直し、新たな発見を提供する場をつくることを目的としたクリエイティブチーム。